高反発マットレスと布団の違いや特徴!重ねたり床に敷いたりできる?

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高反発マットレスは布団と違って使い方が分かりにくいものです。

「上や下に重ねてもいいの?」「敷布団みたいに床に敷いても良いの?」など迷いますよね。

そもそもどちらを購入しようか悩んでいる人も多いのでは。

基本的に高反発マットレスは重ねない方が良く、床に敷く場合は対策をするべきです。なぜなのかをご説明しますね。

そして高反発マットレスと布団ではお手入れの方法や硬さ、重さなどが違います。

具体的にどのように違うのか、特徴についてもご説明します。

高反発マットレスと布団は上下に重ねない方が良い

高反発マットレスと敷き布団は、基本的に重ねない方が良いです。

重ねた方が良い場合もあるため、その違いについて具体的にご説明しましょう。

基本:高反発マットレスと布団は重ねない

高反発マットレスは硬めの寝心地で、体圧が分散するように作られています。

上に布団を重ねてしまうと、こうした寝心地がなくなったり減少したりするため、オススメできません。

10cm以上の厚みのある高反発マットレスの場合は、重ねずに使いましょう。

例外:重ねて使った方が良い場合とは

ただし重ねて使った方が良い場合もあります。

マットレスを重ねて使った方が良い場合
  • 高反発マットレスが5〜6cmと薄く、単体で使うと底付き感がある:下に布団を置く
  • 硬すぎて寝心地が悪い:上に布団を置く
  • 寒すぎる:上に布団を置く

このような場合はこれまで使っていた敷布団やマットレスを重ねましょう。

高反発マットレスを上に置く方が、体圧分散などの効果を引き出せます。

硬すぎて寝心地が悪い場合や、寒すぎる場合には敷布団を上に置きましょう。

高反発マットレスは布団のように床に敷いてもよい

高反発マットレスは床に敷いて使うこともできます。

しかし湿気には弱いため、すのこや除湿シートを下に置く、または汗取りパッドを使うなどの除湿対策が必要です。

毎日上げ下げする、部屋を換気をするといった対策も行いましょう。

特にフローリングに置く場合はカビやすいので注意が必要です。フローリングよりは、畳の方がカビにくいです。

逆に布団をベッドに敷いても問題ありません。この場合は、できるだけ厚めの敷布団を選びましょう。

高反発マットレスと布団の特徴や違いとは?

高反発マットレスと布団にはどんな違いがあるのでしょうか。

それぞれの特徴や違いを簡単にご説明します。

1.高反発マットレスの特徴

ウレタンフォーム

高反発マットレスの中で最も一般的なのが、ウレタンフォーム素材のものです。

やや硬めの寝心地で、耐久力もそれなりにあります。

体圧分散性が高くて寝返りしやすく、腰痛の人にも向いています。

重さは敷布団と同じかやや重め。通気性はあまり良くないです。

水に濡れるとボロボロになるため、ベッドパットや除湿シートで湿気対策をしましょう。

陰干しにしてお手入れしてください。

スプリングマットレス

内部にバネが入っているマットレスです。

種類によって普通〜硬めの寝心地までさまざまです。

耐久性は高めですが、安価なものだとへたりやすい傾向が。非常に重たいので動かしづらいです。

内部の通気性は良いです。ただしスプリングマットレス自体に吸湿性はないので、シーツやパッドを使って濡らさないようにしましょう。

エア系

樹脂繊維で作られており、硬めの寝心地で通気性がとても良いです。

耐久性はやや悪め。敷布団と同じくらい軽くて、動かしやすいです。

通気性が良すぎるので、冬はやや寒いと感じることも。

中性洗剤を使って丸洗いできるのでお手入れはしやすいです。

2.敷き布団の特徴

羊毛

柔らかい寝心地で、あたたかいです。弾力は高反発マットレスの方が良いです。

羊毛は吸湿性・放湿性に優れるので、乾燥したところに置くだけでも湿気が空中に逃げます。

軽くて上げ下げしやすいですが、ややへたりやすい傾向が。

乾かすときは、素材が劣化しないように陰干しにします。

1枚では底付き感があるため、2枚重ねて使うと良いでしょう。

木綿わた

日本に昔からある敷布団で、保湿性や吸湿性があります。

水分を外へ逃がすのは苦手なので、こまめに天日干しにして乾かす必要があります。

敷き布団の中では重ためですが、高反発マットレスに比べれば軽いことも。

へたってきたら打ち直しができるので、長く使えます。丸洗いできて天日干しもできます。

ホコリが出るためダニが発生しやすいです。こまめにお手入れしましょう。

ポリエステルなどの合成繊維

合成繊維の布団は、吸湿性が悪くてムレやすいです。

その分とにかく値段が安く、軽いのがポイント。丸洗いして、天日干しにもできます。

へたりやすいので、長年使うのには向きません。

内部からはホコリは出ませんが、静電気が立つのでホコリが寄ってきます。

固わた入り羊毛混

最も一般的な敷き布団です。

固わたと呼ばれるポリエステルなどで作られた芯を中に入れ、周りに羊毛や合成繊維を使います。

固わたがあることでへたりにくく、値段も安めになるのです。

三つ折りしやすく、軽くて湿気がこもりにくいです。

ただし羊毛に比べると、弾力性が低めで寝心地が悪いと感じることも。

3.高反発マットレスと敷き布団の違い

高反発マットレスと敷布団の違いについて、ポイントをまとめました。

高反発マットレスのポイント
  • 素材そのものに吸湿性はないため、汗対策にはシーツやベッドパットなどを使う。
  • エア系以外は重たく、天日干しはNG。そのかわり立てかけて陰干しすれば良い。
  • 硬めの寝心地。
  • ダニは住みにくい。
敷き布団のポイント
  • 自然素材は吸湿性が良い。合成繊維は悪い。
  • 軽くて外に干しやすい。特に木綿わたの場合天日干しが必須。
  • 毎日上げ下げできる軽さで床に置きやすい。
  • 柔らかめのものが多い。
  • ややダニが増えやすい傾向。特に木綿わたは注意。

まとめ:高反発マットレスと布団は細かな違いがある

高反発マットレスの寝心地を損なわないためにも、基本的には布団と重ねて使いません。

ただし薄い、硬い、寒いといった場合には、重ねて使うこともできますよ。

床にも置けますが、湿気対策をしてカビが生えないようにする必要があります。

高反発マットレスと布団の違いは、次のようなものでした。

  • 高反発マットレス:毎日上げ下げする必要はなく、寝心地は硬め。重くて動かしにくい。
  • 布団:上げ下げや天日干しなどが必要で、寝心地は柔らかめ。軽いので移動が簡単。

眠りの快適さはもちろん、お手入れの方法などにも注目しながら選んでみてはいかがでしょうか。