ウレタン素材の中でも注目を浴びつつあるセルプールですが、いまいち特徴を掴んでいない人や、これからセルプールの高反発マットレスを使いたいという方も多くなることでしょう。
そこで今回はセルプールの特徴と使用している高反発マットレスのおすすめをランキング形式で紹介していきたいと思います。
枕男子
セルプールの特徴!
Cellpur(以下セルプール)はヨーロッパにあるウレタン発泡メーカーのEUROFORM(ユーロフォーム)社とセルロース繊維のリーディングカンパニ-LENZING(レンチング)社が「真に熟睡のサポートをすることができるウレタンフォームを作りたい」という思いで共同開発の後誕生しました。
弾力性・通気性・耐久性のどれをとっても従来のウレタンフォームよりも優れているということで、徐々に注目を浴びてきているのがこのセルプールなのです。
ではセルプールがどのような特徴を持つのか、3つの項目について解説していきます。
- 弾力性
- 通気性
- 耐久性
1.弾力性
セルプールは従来のウレタンよりも2倍ほど密度が高く、高い弾性が身体の負担をやわらげてくれます。
50㎝の高さから鉄球を落としてどれぐらい跳ね返りがあるかという弾力性のテストを行った際に、低反発ウレタンは10%、高反発ウレタンは42%に対してセルプールは63%も跳ね返りを記録しているので驚きです。
2.通気性
従来のウレタンよりもセルプールは通気性が良く、その違いの大きな要因は天然由来のテンセルパウダーを使用しているところにあります。
このテンセルは吸湿性に優れており、コットンの1.5~1.8倍もあると言われています。
このテンセルパウダーを混入したウレタンで作られているため、汗をかいてもすぐに吸湿し放散して心地よい眠りを継続してくれるのです。
また、セルプールのウレタンフォームの構造がオープンセル構造と無数の穴が張り巡らされている状態となっているため、そもそもの通気性も高反発ウレタンよりも高くなっています。
3.耐久性
ウレタンの弱点は湿気による早期劣化で、そのために湿気対策はかかせないのですがセルプールは通気性が高いため耐久性も従来のウレタンより優れていることがわかるでしょう。
また、密度も高いので耐圧試験を行った場合でもへたりが1%しか見られず長期的の使用には向いているといえます。
耐久性があるのであればコスパも自然と良くなるため、自然と注目されるのは当たり前のことなのかもしれませんね。
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セルプールを利用した高反発マットレスおすすめランキング!
セルプールを利用している高反発マットレスは現在ではまだ数が少なく比較するほどの差はほとんどありません。
しかし、その中でもおすすめできる高反発マットレスをランキングにしてみましたので、セルプールが気になる方はぜひ参考にしてみてください。
cellpur セルプール NEWハイブリッドマットレスEX
- ホライゾンカットで通気性と寝心地を向上
- 優れた体圧分散力
- 日本人に向けて作られた限定モデル
- 三つ折り可能で持ち運び便利
水平横方向カットのホライゾンカットを導入しているため、通気性と寝返りのよさを向上させているのも特徴の一つです。
みんしきプレミアム&極
- 多数の凹凸が身体の負担を軽減
- 真ん中を硬めにして体圧をバランスよく分散
- 4層構造で寝返りのしやすさを実現
- 5つ折にできてコンパクト
また、セルプールだけではなくウレタンを組み合わせることによって作られた4層構造が自然な寝返りをサポートしています。
cellpur セルプール SWEET DREAM(スウィートドリーム) 重ねるピロートップ
- 既存のマットレスの上に敷くだけでOK!
- 洗濯可能で洗いやすい
- 重さ3.4kgで持ち運びが楽
洗濯をすることができますので、セルプールがどのようなものかを試してみたい人におすすめとなっています。
セルプールのメリット・デメリット!
セルプールを使っていく上で、メリットとなる特徴を知って入るもののやはりデメリットも存在するためメリット・デメリットを見ていきましょう。
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セルプールのメリット
セルプールのメリットは特徴でも紹介したように従来のウレタンフォームよりも優れた機能性を持っているということです。
具体的なメリットは以下にまとめてみました。
- 弾力性があり優れた体圧分散力で身体の負荷を軽減
- 自然な寝返りがうてるので熟睡しやすい
- 密度が高いため耐久性も良い
- 通気性が良くカビ・ダニ予防に効果的
- 本体も洗うことができて衛生的
ウレタンの中でもセルプールは密度が高いという点が様々なメリットを生み、体圧分散に優れ寝返りのしやすさが睡眠の質を向上してくれます。
また、セルプールの構造・テンセルパウダーの混合によって通気性・吸湿性・放散性を高めることでマットレスの天敵であるカビ・ダニの予防に期待できるのも特徴の一つです。
そしてウレタンの中では特に珍しい本体を洗えるという点ですが、マットレスにシミを作った場合でも洗うことができますので見た目も清潔に使えるというメリットが大きいでしょう。
これだけメリットがあればデメリットがないように思えてしまうのも不思議なことではありません。
セルプールのデメリット
一方、セルプールのデメリットはどのようなところにあるのでしょうか。
実はセルプールは密度が高いことがメリットといえばメリットなのですが、その影響でセルプールを使用したマットレスは重たいという点がデメリットとなってしまいます。
とはいえ重さもそこまで激しいものではなく、低反発ウレタンやラテックスと大差ないくらいの重さと考えて良いでしょう。
高反発マットレスに使用されることの多い高反発ウレタンよりは20~30%の重みがあることになるので、比べると重たくて不便さを感じてしまうこともあるかもしれません。
また、セルプールを使用した高反発マットレスがまだまだ市場には出回っていないということもデメリットの一つといえます。
セルプールを使用したマットレスは日本で販売されているのは5種類ほど(2018年8月時点)しかないので、少し選ぶ楽しさというのは欠けてしまうでしょう。
ただ、これからどんどん注目を浴びるべき素材なので気になる方はぜひ注目してみてください。