高反発マットレスの中でも、ウレタンフォーム素材のものだと夏は暑く感じやすいです。
一度購入するとしばらく買い替えられませんし、困ってしまいますよね。
ですが暑さを左右するのはマットレスだけではありません。物や環境を工夫すれば、涼しく乗り切ることができますよ。
今回は高反発マットレスを使っていて暑い場合の対策方法。
そしてこれから購入を検討する人のために、暑くないマットレスのポイントをご紹介しますね。
高反発マットレスを使うと暑い夏の対策:寝具に追加
今使っている高反発マットレスの上下に物を追加することで、涼しくなれる方法をご紹介します。
- マットレスの上に敷きパッドや冷感シーツをおく
- マットレスの下にすのこを敷く
- 布団やタオルケット、枕をひんやりタイプに
1.マットレスの上に敷きパッドや冷感シーツをおく
高反発マットレスの上に敷きパットを置いたり、冷感シーツを使ったりしましょう。
たとえばござや竹シーツなど天然素材を使ったものを置くと、風通しが良くなります。
麻、ポリエステルの敷きパットは丸洗いできて、清潔に使えますよ。
皮膚の熱を逃がしてくれる、ひんやりした感触の冷感シーツもあります。
体に触れる部分の表面温度が下がるため、快適です。
2.マットレスの下にすのこを敷く
日本の夏は湿気が多く蒸し暑いため、眠るときは温度だけでなく湿度を下げることも重要です。
ムレやすい高反発マットレスの下には、すのこや除湿シートを入れましょう。
湿度を下げることでカビ対策にもなりますね。
3.布団やタオルケット、枕をひんやりタイプに
布団やタオルケットを冷感タイプのものにしたり、氷枕を使ったりすると涼しくなります。
夏に使う布団やタオルケットは汗を吸いやすいので、洗濯機で丸洗いできるものが良いでしょう。
洗濯絵表示を見れば洗えるかどうかわかるので、チェックしてから購入てください。
氷枕を使う場合は、直接頭に当たらないようタオルなどでくるんで使いましょう。
氷枕だと冷たくなりすぎる場合には、そばがらや小豆、パイプなど風通しの良い枕がオススメです。
高反発マットレスを使うと暑い夏の対策:環境を変える
高反発マットレスを使っていて暑い場合、環境も整えてみましょう。
先ほどご紹介した寝具にプラスする方法だけでは効果が低め。
これから紹介するポイントを追加すれば、さらに暑さが和らぎます。
- 寝る1時間前に寝室を24〜25度設定のクーラーで冷やす
- エアコンで湿度を50〜60パーセントにする
- 壁に扇風機を当てる
- 壁・天井など外からベッドや布団を離す
- パジャマはコットンや麻にする
1.寝る1時間前に寝室を24〜25度設定のクーラーで冷やす
寝る1時間ほど前に、クーラーを入れて部屋を冷やしましょう。
設定温度は24〜25度と、低めに設定することがポイント。
こうすることで日中にあたたまっていた壁を冷やします。
そして眠る直前に、28度に温度をあげましょう。
24〜25度という涼しく快適な温度で入眠でき、寝ている間は28度なので体が冷えすぎる心配はありません。
2.エアコンで湿度を50〜60パーセントにする
空気中の湿度が高いと、温度が低くても暑く感じます。
湿度は50〜60パーセントが理想的。
夏はすぐに湿度が上がるので、エアコンで調整しておきましょう。
3.壁に扇風機を当てる
それでも暑い場合は、扇風機も併用しましょう。
体に直接当てると風邪を引く原因になるので、あえて壁に当てるのがポイント。
はね返ってくる弱い風で体は涼しく感じられますし、温まりがちな壁も冷やすことができます。
4.壁・天井など外からベッドや布団を離す
壁や天井など、外気が当たりやすいところは暑くなります。
2階建ての家なら1階の方が、壁から離したところにベッドや布団を置く方が涼しく眠れます。
動かせるのであれば、夏だけでも眠る場所を変えてみるのもオススメですよ。
5.パジャマはコットンや麻にする
パジャマの中には、汗から出る湿気がたまりやすく不快なものがあります。
湿度が上がると、体感温度が上がってしまいます。
特に化学繊維のパジャマはムレやすい傾向が。
オススメはコットンや麻のパジャマです。
汗を吸って外へ逃がすはたらきがあるため、眠りを妨げません。
暑くない高反発マットレスとはどんなもの?
高反発マットレスの中でも、素材がウレタンフォームのものは暑いです。
暑さが苦手な人は、次のような種類を購入するのがオススメです。
- エア系
- スプリングマットレス
- ウレタンフォームに穴があいて通気性をよくしたもの
特にエア系は内部の風通しがよく、とても涼しいです。
ただし冬になると寒すぎる可能性もあるので注意が必要ですね。
スプリングマットレスは、エア系の次に通気性が良いです。
ウレタンフォームの感触が気に入っている人は、通気性をよくするために加工されたものを選びましょう。
エア系やスプリングマットレスに比べると風通しが悪いですが、いくらか快適になりますよ。
まとめ:高反発マットレスを使っても暑い夏は工夫すれば乗り切れる
高反発マットレスの中でも、ウレタンフォーム素材は暑くなりがち。
今すでに使っている高反発マットレスで暑く感じているなら、次のような工夫で暑い夏を乗り切りましょう。
- 敷きパッドや冷感シーツ、すのこを使う。
- まくら、冷感タイプの掛け布団を使う。
- クーラーは1時間前に。除湿も行う。扇風機は壁に向けて使う。
- 天井や壁からベッドや布団を離す。
- パジャマをコットンや麻など天然素材にする。
これから暑くない高反発マットレスを買おうと考えているなら、エア系やスプリングマットレスの方が涼しく感じられるでしょう。
ウレタンフォームを使うなら、通気性が良くなるように加工されたものを選んでください。