ゴム樹から樹液を抽出して作られるラテックスはほどよい弾力と反発力が特徴なのでマットレスとして使用されることが多いです。
そこで今回はラテックスを使ったおすすめの高反発マットレスをランキングにして紹介していきたいと思います。
枕男子
ラテックスを利用した高反発マットレス選びの2つのポイント!
ラテックスは身体にフィットしながらエコで安心なので、海外では昔からマットレスやまくらなどに使用されている歴史があります。
では、その中でもどのような高反発マットレスを選べばいいのかという点ですが、今回は2つのポイントに絞りました。
- 天然ラテックスのマットレスを選ぶ
- 厚みのあるマットレスを選ぶ
この2つのポイントを抑えることによって、あなたの身体に合ったラテックスのマットレスを選ぶことができるようになるでしょう。
では、なぜこの2つのポイントが重要であるかをみていきたいと思います。
1. 天然ラテックスのマットレスを選ぶ
ラテックスの高反発マットレスは主に3種類あります。
- 合成ラテックス
- 天然ラテックス
- 100%天然ラテックス
ラテックスマットレスでどれがおすすめなのかと聞かれると、断然100%天然ラテックスが一番おすすめです。
合成ラテックスはゴムの臭いが強く劣化しやすい点があるためおすすめできません。
100%天然ラテックスであれば、ラテックスマットレス本来の機能性を十分に発揮することができますので、判断に迷っているときは成分表示欄にラテックスの保有率が80%以上あるかどうかを見るようにしましょう。
2. 厚みのあるマットレスを選ぶ
ラテックスが性能の良い素材だからといっても厚さがないマットレスになっていれば底づき感や機能性を感じず、睡眠の質にも大きく影響してしまうでしょう。
そのため、ある程度の厚みを持ったマットレスであるかどうかも選ぶ基準として視野に入れておく必要があります。
大体厚みが10㎝以上あるラテックスマットレスであれば満足できる厚みだと言えるでしょう。
ラテックスの反発力は寝返りの良さや優れた体圧分散を生むことで有名なので、しっかりと厚みがあるものを選んで寝心地の良さを体感してください。
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ラテックスを利用した高反発マットレス比較!
ラテックスを使用したマットレスの中には、合成ラテックスのようにあまりおすすめできないもので作られたマットレスも実際に販売されています。
そのため、どれを選べば良いのかという前に、まずは天然ラテックスで作られているかどうかを見極めなければいけない作業があり、とても手間を感じてしまうでしょう。
そこで天然ラテックスで作られた高反発マットレスをいくつかピックアップしましたので、先ほどのポイントと比較していきましょう。
ラテックスタイプ | 厚さ | |
7zone ナチュラルラテックスマットレス | 100%天然 | 18㎝ |
ラテシア ロイヤルマットレス | 100%天然 | 7.5㎝ |
ロハテックス7ゾーンマットレス | 天然 | 15㎝ |
ロハテックス7ゾーンマットレス(フラットタイプ) | 天然 | 7.5㎝ |
ニトリ ダブルマットレス(Nスリープ ラテックス C2) | 天然 | 25㎝ |
ボディドクター レギュラーマットレス | 100%天然 | 11㎝ |
水睡魔 天然ラテックスマットレス | 天然 | 7.5㎝ |
今回ピックアップしたラテックスの高反発マットレスは、すべて天然ラテックスに分類されるものなので、この中から自分に合いそうなものを吟味して探すということでも十分に良いでしょう。
ラテックスの素材自体には違いは無いため、比べるのであれば厚さ以外の部分で、ラテックスにどのような構造を施しているのかによって差が出てきます。
その点も踏まえて次に紹介するランキングは機能面を重視した選び方となっているので参考にしてみてください。
ラテックスを利用した高反発マットレスおすすめランキング!
ラテックスを利用した高反発マットレスで有名なものは先ほど比較として挙げた7種類となっています。
その中からさらにおすすめできるものを3つに絞ってランキングにしましたので、自分が求めているものと比べながら見ていきましょう。
7zone ナチュラルラテックスマットレス
- 100%天然ラテックス
- 厚さ18㎝のボリューム
- 身体に合わせた7ゾーン設計
- 優れた体圧分散力
ラテックス本来の機能性だけでなく、身体に合わせて7ゾーンと呼ばれるピンホール上の穴を空けて体圧分散をさらに高めているのが最大の特徴と言えるでしょう。
ラテシア ロイヤルマットレス
- 100%天然ラテックス
- 厚さ7.5㎝
- 身体の部位に合わせた7ゾーン設計
- 安心の10年保証
ワンモールド工法を採用していることでラテックススキンと呼ばれる薄い膜ができるので寿命が長くなるのも大きな特徴といえます。
ボディドクター レギュラー マットレス
- 100%天然ラテックス
- 厚さ11㎝
- 側生地も通気性の良い綿を使用
- 製品10年保証
また、製品保証も10年間となっているので安心して長く使い続けたいということであればボディドクター レギュラーマットレスがおすすめです。
ラテックスの特徴!
ラテックスの高反発マットレスがおすすめということは知ってはいるものの、ラテックス自体の特徴をあまり知らないという人も多いでしょう。
そこで、ラテックスはどういった特徴を持っているのかについて「通気性・耐久性・価格」の3つについてみていきたいと思います。
通気性
ラテックス自体は天然ゴムなので、そのままで使用すると通気性が悪く湿気の多い日本には向いていません。
しかし、現在ではラテックスをそのままで使用しているマットレスの方が珍しいです。
ピンホールと呼ばれる穴をラテックスに開けることによって硬さを調節することができると同時に通気性を向上させることが可能なので、ラテックスマットレスのほとんどは均一、あるいは大小の穴が開いています。
今回ランキングで紹介した7ゾーンと呼ばれる構造は、部位によって開ける穴の大きさや間隔を調整して体圧分散を向上させています。
ラテックスの機能面だけではない工夫が見られるのも企業努力の賜物ですね。
耐久性
ラテックスは耐久性が良いのが特徴の一つで、密度が高い100%天然のものは特に寿命が長くおすすめです。
そのため、ラテックスマットレスを販売しているところで保証期間を設けている店舗が多く、5~10年ほどの使っていてもへたりが少なく使いやすいマットレスの一つといえるでしょう。
価格
天然のラテックスマットレスは決して安い値段では販売されていないということを覚えておかなくてはいけません。
その理由としては、ラテックスを作るまでの工程でとてもコストがかかってしまっているからです。
ゴムの樹から樹液を搾り取るために必要な人件費や製造コストもあるため、天然のラテックスマットレスを購入する場合は大体5万円以上はかかると考えていいでしょう。
必ずなにか理由があり、場合によっては合成ラテックスや偽造表示をしていることが考えられます。
値段が高ければ信頼できるというわけでは一概にはありませんが、ある程度の値段がどのぐらいであるのかの目星はつけておくといいでしょう。
ラテックスのメリット・デメリット!
ラテックスの特徴を踏まえたところで、ではメリットは大体わかったかもしれませんがデメリットもあるのではないかと考える人もいるかと思います。
もちろんラテックスのマットレスにもデメリットは存在します。
そこで最後にラテックスのメリットとデメリットを紹介していきましょう。
ラテックスのメリット
ラテックスのメリットはゴムの性質を用いた高い弾性による優れた体圧分散力にあります。
睡眠において身体に負担がかかってしまうのは熟睡の妨げとなってしまうため体圧をうまく分散させるマットレスが必要です。
その部分をラテックスはクリアしているため現在でも高級ホテルで使用されているところを目にすることがあります。
それ以外にもメリットは以下のような点があります。
- 抗菌性がありカビ・ダニ抑止
- 耐久性が高い
- どの姿勢で寝てもフィットする反発力
- 自然に優しいエコマットレス
最後のはメリットではなく補足に近くなってしまいますが、天然由来の成分で作られているラテックスだからこそ自然に優しく土の中に埋めれば数年で分解されるほどエコです。
そのため、化学成分が含まれているかなどの心配がいらず安全であるという側面も併せ持っているので、メリットとして付け加えさせていただきました。
ラテックスのデメリット
ラテックスの最大のデメリットは密度が高いために通気性がどうしても悪くなってしまうということです。
抗菌性があるためカビにはなりにくいですが、熱帯夜などの蒸し暑い夜には熱がこもりやすくなるため快適に眠る上では障害となってしまうでしょう。
通気性を良くするためにラテックスマットレスにピンホールと呼ばれる穴を開けていたり、側生地にウールなどの通気性の良い生地を使用していたり、ムレ対策をしているマットレスは使用者のことをよく考えている品質の高いマットレスといえます。
- 重さがあり持ち運びに不便
- ゴムアレルギーを起こす可能性も有
ラテックスは厚み10㎝のシングルサイズのマットレスで重さが20kg前後になるので一般的な高反発マットレスの2倍以上の重さがあります。
また、天然ゴムで作られているのでゴムアレルギーを持っている方は使用を避けなくてはいけないということもデメリットの一つです。
デメリットがあったとしてもメリットの部分が大きいため、体圧分散に優れて耐久性のあるマットレスを探しているのであればラテックスの高反発マットレスを検討してみてはいかがでしょうか。