眠りの質はマットレスで左右されます。
質の悪い睡眠をとると朝になっても疲れが取れなくて辛いもの。
しかしいざマットレスを選ぼうと思うと、いろんな種類があって迷いますよね。
オススメなのは、高反発マットレス。寝返りが打ちやすいので疲れが取れやすいですし、腰が痛くなりづらいですよ。
種類ごとの特徴や、メリットとデメリット。選び方についてもご紹介しますね。
高反発マットレスの特徴
高反発マットレスには寝心地が硬いという特徴があります。
手で押すと弾力があり、かためのスポンジを押した時のように返ってきます。
厳密な定義はなく、素材も様々なものが使われています。
- ウレタンフォーム
- スプリング
- エア系
- 自然素材
それぞれ、どのような特徴があるのか詳しく解説していきます。
1.ウレタンフォームマットレス
素材はウレタンという合成ゴムです。
体圧分散性が高く、腰など一部だけに圧力がかかりません。
素材の反発する力でうまく体を支えてくれるため、体が痛くなりづらいです。
高反発マットレスの中では少し通気性が悪めです。
2.スプリングマットレス
ポケットコイルなどのバネが入ったものです。
体圧分散性も高く、通気性も良いのでムレにくいです。
耐久性はトップクラスですが、値段が安いものを買うとバネ以外の部分がヘタります。
そのため値段が高めになりやすい傾向が。
3.エア系マットレス
エア系は、樹脂繊維の素材が使われます。
通気性がバツグンなのでムレにくく、汗ばむ季節でも気持ち良いです。
ただし密度が低いため耐久性が悪めで、風通しが良すぎて冬は寒い人もいます。
4.自然素材のマットレス
ヤシの木の繊維を使った、パームマットレスもあります。
化学繊維ではアレルギーが出る方でも安心して使えますね。
硬い素材なので体圧分散しづらく、天然素材なので品質にバラツキが出るという欠点も。
高反発マットレスのメリットとは
高反発マットレスには3つのメリットがあります。
- 寝返りしやすい
- 腰痛になりづらい
- 比較的ムレない
選ぶ種類によって多少異なりますが、全体の傾向についてご説明しましょう。
メリット1:寝返りしやすい
体が深く沈みすぎないため、寝返りしやすいです。
逆に、柔らかく反発力が弱いマットレスの場合、体が沈み込むため寝返りを打つのに力が必要です。
人間は寝返りして圧力がかかる部分を変えないと、血行不良になります。
無理して寝返りすると、朝起きたときに疲れが取れないのです。
メリット2:腰痛になりづらい
弾力が強くお尻が落ち込みづらいため、寝ているときに腰が痛くなりません。
反対に柔らかいマットレスで眠ると、お尻が落ち込みやすい傾向が。
お尻が落ち込むと、その分腰で体重を支えるようになり、重みで腰痛になります。
メリット3:比較的ムレない
高反発マットレスは体が沈まないため、ムレず快適に眠れます。
柔らかく体が沈み込むタイプだと、体の面積に対して触れている部分が増えますよね。
そのため汗を逃がせずムレやすくなるのです。
高反発マットレスのデメリットとは
良いところがあれば、悪いところも出てくるもの。
- 寝心地が硬めに感じることも
- 値段がやや高価
デメリットについても2つご紹介します。
デメリット1:寝心地が硬めに感じることも
柔らかいマットレスに比べて高反発の場合、寝心地は硬いです。
体重の軽い女性や子どもにとっては、背中などが当たって痛く感じる可能性が。
高反発マットレスの種類でも硬さは変わります。気になる場合は、柔らかめのものを選びましょう。
デメリット2:値段がやや高価
少し価格が高めのものが多いです。
しかし価格が高いものはその分作りがしっかりしているため、長年使えます。
長く使えるものの方が結果的に安くすむことも多いので、値段だけに惑わされずに品質の良し悪しで選ぶ方が良いでしょう。
高反発マットレスの選び方!違いが出るポイントは?
高反発マットレスを選ぶ時に抑えておきたい、商品による違いが出てくるポイントをまとめます。
高反発マットレスの素材
まずはじめに選びたいのは素材です。
- ウレタンフォーム:体圧分散性・耐久性に優れている。通気性がやや悪め。
- スプリング:体圧分散性・通気性に優れる。耐久性も高いが、値段で違いが出る。高価になりがち。重たいため手入れがしにくい。
- エア系:通気性は良いがヘタリやすい。夏は快適だが冬はやや寒い。
- 自然素材:寝心地が硬い。合成繊維でアレルギーが出る人にオススメ。
この中から、気に入った素材を選びましょう。
高反発マットレスの種類
次に、同じマットレスの種類でも違いの現れるポイントが。
- 耐久性:同じ種類でも密度が低いとヘタリやすい。密度の高い方が長く使える。
- 通気性:加工の違いで、同じ素材でも通気性の良し悪しが違う。
- 値段:安すぎるものは質が悪い可能性も。注意が必要。
こういった違いから選んでください。
高反発マットレスはこのような人にオススメ!
- 柔らかいマットレスで寝ていて腰が痛くなった人。
- 寝返りしづらいせいで、朝になっても疲れが残っている人。
- 汗でムレるのが気になる人。
- 耐久性が悪く、すぐにヘタるので困っている人。
高反発マットレスは寝返りしやすくムレにくく、腰痛にはなりづらいです。
朝はスッキリ疲れが取れやすいです。
耐久性も高めなものが多いため、すぐにヘタる心配もありません。
そのかわり、寝心地が硬くて価格が高価になりやすいという欠点も。
高反発マットレスにも種類があるので、好みに合わせて選んでみてくださいね。